速報 文科省対応をせまる日教組要請と国会質疑で3/24学校再開ガイドライン等が発出される

日教組は、この一斉休業状況のなかで日政連議員をはじめ野党統一会派議員との連携による国会質疑対策をすすめるとともに、文科省等には各学校現場での実情をうったえ、2/27と3/2に「新型コロナウイルス感染症」対策に関わる居場所づくり、子ども・教職員の安全確保支援や家庭支援措置等の要請を行い、その具体的支援策を引き出してきました。
19日には学校再開にむける措置としてのガイドラインの作成・通知を求め、24日、文科省は各自治体に「令和2年度における小学校,中学校,高等学校及び特別支援学校等における教育活動再開等について」の事務次官通知を行い、「新型コロナウイルス感染症に対応した学校再開ガイドライン」と「新型コロナウイルス感染症に対応した臨時休業の実施に関するガイドライン」を示しました。

(概要)春季休休業期間中はもとより,新学期以降も.引き続き十分な警戒を行い,感染症対策に万全を期する。教職員の負担は例年に比べ大きくなることから,学習指導員や部活指導員等の外部人材を活用しつつ,教職員の業務の適正化等に十分配慮する。

Ⅰ.学校再開ガイドライン

1.保健管理
●感染源を絶つこと

発熱等の風邪の症状がみられる児童生徒等については,自宅で休養させることを徹底。
◎家庭と連携した毎朝の検温及び風邪症状の確認
◎確認できなかった児童生徒等について,保健室等での検温及び確認

●感染経路を絶つこと

◎手洗いや咳エチケットを徹底
◎教室やトイレ等多くの児童生徒等が手を触れる箇所は消毒を行う。

●抵抗力を高めること

◎十分な睡眠,適度な運動やバランスの取れた食事の指導

●集団感染リスク対応

◎「3つの条件が同時に重なる場を徹底的に避ける」
①喚起の悪い密室空間にしないよう、喚起の徹底。
②多くの人が手の届く距離に集まらない配慮
③近距離での会話や大声での発声を控え、マスク使用をする。

●心のケア

◎児童生徒等の状況を的確に把握し,心の健康問題に適切に取り組む。

●感染者・濃厚接触者等に対する偏見や差別について

◎感染者,濃厚接触者とその家族,対策や治療にあたる医療従事者とその家族に対する偏見や差別につながる行為が生じないよう,感染症に関する適切な知識をもとに,発達段階に応じた指導を行う。

2.学習指導
●一斉臨時休業に伴う学習の遅れ
◎可能な限り,令和2年度内教育課程内での補充授業.教育課程に位置付けない補習を実施すこ
と,家庭学習を適切に課すこと等必要な措置を講ずる。
◎補充のための授業実施の場合,これを理由に標準授業時数を超えて時数確保する必要はない。
◎長期休業期間を短縮したり土曜日に授業を行うことは可能だが,適切な振り替えの必要,児童生徒の負担,教職員のの負担が過重とならないよう配慮すること。
◎各教科書発行者に補充のための資料の作成を依頼しているので,必要に応じて活用する。

3.入学式及び修学旅行等の学校行事の実施に関すること
●入学式及び始業式の実施に際しては,3つの条件が重なることのないよう対策を講じること。
●その他学校行事についても,同様の対策を講じ,開催方式の工夫等の措置や延期等の対応をする。
●修学旅行については,教育的意義と児童生徒の心情配慮し,延期扱いとすることを検討。

4.部活動に関すること
●生徒に手洗いや咳エチケットを徹底。3つの条件が重ならないよう,実施内容や方法を工夫。

5.学校給食に関すること
●「学校給食衛生管理基準」に基づいた調理作業や配食を改めて徹底。
●配食を行う児童生徒及び教職員は,下痢・発熱・腹痛・嘔吐等の症状の有無,手指洗浄,衛生的服装等毎日点検する。
●児童生徒全員の手洗いの徹底。会食の際の飛沫を飛ばさない,机を向かい合わせにしない,会話を控える。

6, 教職員の出勤等の服務に関すること
●教職員本人が罹患した場合には病気休暇を取得。濃厚接触等の場合は在宅勤務や職務専念義務の免除により学校へ出勤させないようにするなど,適切な取扱を行う。

7.放課後児童クラブのための学校の教室等の活用等に関すること
●放課後児童クラブにおいて密集性を回避し感染を防止するため,一定のスペースを確保することから,積極的に学校施設の活用を推進すること。

Ⅱ.令和2年度以降に臨時休業を行う場合のガイドライン
1.臨時休業実施の考え方【別紙2参照】
2.学習に著しい遅れが生じないよう、家庭学習を課すことに加え登校日を設定
3.保護者のみが出席する行事の活用等により教科書が遅滞なく給与されるよう対応
4.学校給食を休止する際には保護者や関係事業者等と必要に応じ協議
5.非常勤職員を含む教職員全体の働く場の確保
6.放課後児童クラブ等の密集性を回避し感染を防止する観点等から学校施設活用を推進

《別紙1》

新型コロナウイルス感染症に対応した学校再開ガイドライン

≪チェックリスト≫

□  児童生徒等及び教職員の毎朝の検温、風邪症状の有無等の確認を行う準備ができていますか?
□  手洗いや咳エチケットの指導を行いましたか?
□  学校医、学校薬剤師等と連携した保健管理体制を整え、清掃などにより環境衛生を良好に保っていますか?
□  抵抗力を高めることが重要であることの指導を行いましたか?
□  3つの条件(換気の悪い密閉空間、人の密集、近距離での会話や発声)が同時に重なる場を避けるため、(1)換気の徹底(2)近距離での会話や発声等の際にマスクの使用等を行うことを教職員の間で確認しましたか?
□  一斉臨時休業に伴う学習の遅れに関する対応策について検討しましたか?
□  入学式や始業式の実施方法を工夫しましたか?
□  部活動の実施にあたり、実施内容や方法を工夫した上で、感染防止のための対応を行いましたか?
□  学校給食の実施にあたり、感染防止のための工夫を行いましたか?
□  放課後児童クラブや放課後等デイサービスのための教室等の活用について検討しましたか?

《別紙2》

※今後、どこかの地域でオーバーシュート(爆発的患者急増)が生じた場合には、令和2年3月19日の「新型コロナウイルス感染症対策の状況分析・提言」(新型コロナウイルス感染症対策専門家会議)で示された見解に基づき対応することとなります。